いつかパリにアパルトマンを

パリにアパルトマンを所有する!と密かに決心した私の長期計画と、ちょっと無謀な為の現実逃避など、日本に住むフランス好きのブログです。

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『モンドヴィーノ』 2004年 フランス・アメリカ @第6回美食の祭典2014

アンスティチュ・フランセ東京で9/27、28に開催された第6回美食の祭典。開催期間中に上映された『モンドヴィーノ』を見てきました。


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(2006/04/21)
ドキュメンタリー映画、エマニュエル・ジロー 他

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ワイン業界の裏側を、世界的なワインコンサルタント、批評家、ワインメーカ、そして家族経営を続ける生産者といったワインにかかわる様々な人たちへのインタヴューから知ることのできるドキュメンタリー。日本はもとより、世界急速に浸透していったワイン消費の裏側を知った。その事実を知ったうえでこれまでと同じようにワインを選ぶことができるか、一石を投じる作品。


衝撃的でした。衝撃、というより、ショックでした。ワインが今やあんな風に作られているなんて。ワインとはブドウの育った土壌・地形・気候・風土といった「terrior/テロワール」に醸造家の感性が合わさってできるものと信じていました。しかし、そんな「豊かさ」より金銭的な「豊かさ」が重要視される世の中の変化に単に応じただけなのか、はたまた消費者が自分の好みを探す楽しみより、著名な批評家により高評価されているワインを選ぶようになったからなのか、今は安定供給、大量生産を主な目的に、まるで実験室からワインが作り出されている、そんな印象を受けました。

アメリカの著名な批評家、ロバート・パーカーから高得点を得れば、それが販売増加、価格の上昇につながっていく。ゆえに、否定はしていても、彼の好みに合うように醸造コンサルタント、ミシェル・ロランの指示に従いワインに手を加えていく…結果として、ワインの持つ個性はなくなり、どれも似たり寄ったりとなる… 確かに品質向上という意味では全体の底上げをしたかもしれないが、時間をかけて楽しむ本来のワインの姿は大規模ワインメーカーを筆頭にもうなくなってしまったようです。そんな中でも、頑なに伝統を守り続ける小規模ワイナリーが資本の波にのまれず生き残っていくことを、そしてその姿に追随していく生産者が増えていくことを願わずにはいられませんでした。

ところで、初めて「美味しい!」と思ったワインとの出会いは7、8年前。当時住んでいた街の酒屋さんでたまたま手にしたワインでした。数か月後、同じワインを買いに行ったときにお店の人からそのワインはロバート・パーカーから85点以上の高評価を得ているんですよと聞き、その時初めてこの世界的批評家の名前を知りました。ワインはすでに店頭から無くなり、お店の人にどこのワインで何年物だったからを教えてもらいネット検索。見つけたものの「あれ、お店で買ったときこんなにしたっけ?」と感じたことを今でも覚えています。その後、ワインに興味が出てきたこともあってか、あらゆるところで見かける「ロバート・パーカー」の名前。この映画を見るまで「私と好みの感覚が似ている人だから、彼が高評価していれば安心。でも年々高くなって手が出ないね…」くらいにしか思っていなかったのですが、映画を見て自分の意思で選んでいたのか、彼やワイン業界を取り巻く昨今の環境に踊らされていたのかわからなくなってきました… 今は妊娠中ということもありワインは控えていますが、またワインを飲み始める時には自分の感性を信じて選んでいきたいです。

さて、その久しぶりに飲む一本は2010年にシャトーヌフ・デュ・パプ/Châteauneuf-du-Papeを訪れた時に宿泊先から街の中心部に向かう途中にふらりと立ち寄ったDomaine du Grand Tinelの2007年物の赤(Châteauneuf du Pape RougeとLa nouvelle cuvée Hères )を、その時一緒に旅をした友達を招いて開ける予定です。勉強し始めたばかりのつたないフランス語で一生懸命にお店の人と話をしたのがとても思い出に残っているワイン。(そして、そのつたないフランス語での会話理解が正しければ、5、6年後くらいが飲み頃だ、と言われました。)ホームページを見たらワインの受賞歴リストもありました。2本とも、ロバート・パーカーから90点以上の高評価を得ていました。美味しい!と思って買った思い出のワイン。自分の嗜好が単にロバート・パーカーと似ているのか、それとも何かに操られているのか、少々複雑な気持ちです。

『モンドヴィーノ』
(原題: Mondovino)
2004年 フランス/アメリカ
監督:ジョナサン・ノシター
出演: ミシェル・ロラン、ユベール・ド・モンティーユ、ロバート・パーカー、エメ・ギベール

>> シャトーヌフ・デュ・パプにはアビニョン(Avignon)からタクシーで行きました。TGVの駅前にはタクシースタンドがあっても、待てど暮らせどタクシーが来る気配はなし。タクシースタンドに書いてあった番号に電話をして、配車してもらうシステムらしいです。ほとんど単語だけで配車の手配をしました。これもいい思い出です。パリからTGVでもマルセイユからTGVでも。飛行機でどこまで飛びますか?






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