いつかパリにアパルトマンを

パリにアパルトマンを所有する!と密かに決心した私の長期計画と、ちょっと無謀な為の現実逃避など、日本に住むフランス好きのブログです。

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『ジャック・ドゥミ 映画/音楽の魅惑』 & 『ベルサイユのばら』特別上映会

東京国立近代美術館フィルムセンターで開催中の『ジャック・ドゥミ 映画/音楽の魅惑』 & 『ベルサイユのばら』特別上映会に行ってきました。

『ベルサイユのばら』の特別上映は9月27日(土曜)の2回限りとあり、チケット販売時刻の15分前に到着すると既に長蛇の列が…販売時刻になるころに訪れた人たちは「並ばれても、見れるかどうかはわかりませんよ」と警備員さんに声をかけられる盛況ぶりにジャック・ドゥミ および/又は 『ベルサイユのばら』の人気ぶりに朝から圧倒されました。

1回目の上映を見ましたが、上映前に展覧会のコミッショナーから、この『ベルサイユのばら』に関する裏話が。この時期のドゥミは映画を作りたくても作れなかった時期で日本が彼に手を差し伸べたことや、原作に比べてオスカルのフェミニン度が高いが(なぜそうしたか意図はわかりかねるが)、知り合いから紹介された英国人女優を一目で気に入り、オーディションをせずに採用を決めたことや、1978年の2月に映画製作の契約が決まり、12月には完成したこと、予算は少ないながらもドゥミ作品には欠かせない音楽のミシェル・ルグランや美術・衣装のベルナール・エヴァンといった初期からドゥミを支えてきた精鋭たちが参加したこと、ヴェルサイユ宮殿を使っての撮影に漫画原作の作品の映画化の先駆けとしての役割、共同脚本を執筆したアメリカ人・日本資本、そしてフランスといった3か国をまたいで作り上げられた作品だといった話がありました。

さて、映画ですが…


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(2001/12/07)
カトリオーナ・マッコール、バリー・ストークス 他

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ジャック・ドゥミ監督作品ということで見た映画。『ベルサイユのばら』初心者にも2時間でストーリーがわかる展開。原作は、ご存じ池田理代子さんの漫画。フランス人監督が日本の漫画原作の作品をどう表現するか。漫画、アニメ、宝塚等で『ベルばら』に親しんだ人も、ジャック・ドゥミのフィルターを通した『ベルサイユのばら』の世界を、彼の作品には欠かせないミシェル・ルグランの音楽にベルナール・エヴァンの美術・衣装が見事に作り上げているので、また違った『ベルサイユのばら』の世界を楽しめると思う。ちなみに、オスカル役は英国人女優。舞台はもちろんフランスだが、全編英語の映画。


『ベルサイユのばら』が好きで映画の存在も前から気になっていて今回見に来た、という『ベルばら』ファンからは少々物足りないという声も聞こえてきましたが、私のような全くの初心者には(唯一のつながりは、幼稚園の頃『ベルばら』のイラストが入ったアルミのお弁当箱を使っていた、ということだけ)、あの有名な『ベルサイユのばら』ってこういうストーリーだったのねと知ることができ、またヴェルサイユ宮殿を贅沢に使ってのロケや街並み、フランス人美術担当が表現する革命時の美術(といってもおそらく原作のイメージを極力壊さないようしたのでしょうが)に目が行きました。

映画終了後、『ジャック・ドゥミ 映画/音楽の魅惑』の展覧会へ。彼の育ったナントという街が彼に与えた影響の大きさをいたることころで感じました。ところで、外国資本の『ベルサイユのばら』と『ハメルンの笛吹き』はいまだフランスで上映されたことはなく、展示での説明によるとそれは「中心から外にはずれた」からとのこと。説明書きの「中心」が具体的には何を指すのかの記述はなかったけど、ナントだけではなく、「フランス各地の美しい都市を舞台にしてきたヌーベルヴァーグの地方作家」といわれるほどフランスの街にこだわってきたドゥミだから、ひょっとしたら彼の意志で上映されることを拒否していたのか、彼の「中心から外にはずれた」そんな作品は見たくないというフランス人たちの声からなのか気になりました。

ところで、今回の一番の収穫はこの展覧会でまた新たなドゥミ作品同士の関連を知ったこと、です。というわけで、次に見るのは


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(2011/07/30)
ジャンヌ・モロー、クロード・マン 他

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『天使の入り江』と『モデル・ショップ』と決めたのですが… どうやら2作品ともレンタル市場では出回っていないようです…『モデル・ショップ』に関してはDVDもないみたい… 2作品とも、展覧会の関連企画、アンスティチュ・フランセ東京で開催されていた『ジャック・ドゥミ、映画の夢』で上映されていたのですが、気づいた時にはすでに遅し… アンスティチュ・フランセ日本の他の支部にも巡回予定とあるので、それを期待したいのですが、アンスティチュ・フランセ横浜のイベント情報にはまだ載ってきていません…「初恋の純粋さ」「危険と誘惑への嗜好」「自由の幻想」とドゥミ作品にみられるこういったテーマが期待できる『天使の入り江』と『モデル・ショップ』。出産も控えている身ですが、どうかご縁がありますように!!

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